12月末のタキグチガーデンには強く冷たい風が吹きつけていました。
そんな中でもポツポツと咲いている薔薇があり、いつまで咲き続けるのだろうと不思議に思えてきます。
空は青く澄んでいて撮影には絶好の日が続いていますが、風が強いために花が揺れてしまって、なかなかいい写真が撮れませんでした。
冬は休眠状態に入る植物が多いので、あちこちで剪定を行います。
12月はブットレア、メキシカンセージ、セイヨウハシバミ、ボケなどの切り戻しや剪定を行いました。
また、冬の主役のひとつ、葉牡丹の植栽を行いました。
白や紫の大輪の花のような葉牡丹は、色彩の少ない冬のガーデンに彩りを添えてくれます。
ただ残念なことに、今年は生育が良くなかったのか、例年の七割程度の大きさでした。
冬の名脇役、ユリオブスデイジーは寒風にもめげずに黄色い可憐な花をたくさんつけています。
まだ蕾のほうが多いので、ピークは1月か2月かもしれません。
寒い季節に生命の勢いを感じられるのは嬉しい限りです。こまめに花がらを取って大切にお世話していきたいと思います。
サザンカは満開になっていました。童謡で有名な歌の歌詞にでてきますよね。学校で歌った思い出があります。
当時はどんな花か知らずに歌っていましたが、濃いピンクの花弁と黄色いおしべが目を引きますね。
ツバキと似ていますが、散っている様子を見てお分かりになる通り、花ごと落ちるツバキとは異なり、花びらがバラバラに落ちているので山茶花だと分かります。どこか懐かしい気持ちになる花ですね。